ダニ退治 必殺技はスチームアイロン!
人を刺す、ツメダニも厄介なダニですが、
人を刺すことはない、家の中に最も多くいる
チリダニ(ヒョウヒダニ)も退治が必要です。
ダニは人を刺すだけでなく、ダニそのもの、死体やフンなどが、
アレルギー性皮膚炎(アトピー)や呼吸器アレルギー疾患など、
アレルギー症状を引き起こすいちばんの原因です。
前回の記事は、ダニに刺された時の症状を説明しました。
今回は、ダニ退治について説明します。
そして、その被害が最も多く出るのが、9~11月です。
ダニを退治するのは難しい
ダニ退治を考える前に、ダニの生態を考えましょう。
ダニを退治することも大事ですが、
ダニが繁殖しづらい環境を作ることが最も効果的です。
- ダニが苦手な環境は、
乾燥
ダニは湿度60%以下の環境が苦手です。 -
エサを断つこと
ダニのエサは、フケや髪の毛、皮脂、食べ残しなどです。 -
熱
ダニは50度以上の熱で死んでしまいます。
これを理解すると、ダニの退治方法が浮かんできます。
一つずつ見ていきましょう。
1つめの乾燥、これは天気や気候にも左右されますが、
湿度の低い日には、なるべく外気を家の中に取り込んで、
家の中の通気性を良くしましょう。
押入れや、クローゼットも開けて、
風邪を通すことも効果的です。
2つめのエサを断つ、はこまめな掃除しかありません。
ただ、布団などに掃除機をかけても、ダニは
繊維などに入り込み、吸い取れないこともあります。
こまめな洗濯も、ダニは水に強く、洗濯後も
ほとんどのダニが生きていた、というケースもあります。
3つめの熱、ポイントは50度以上で死ぬということです。
ですので、布団の天日干しも乾燥という意味では効果はありますが、
ダニが死ぬ熱ではありません。
究極のダニ退治
普通に出来る対策では、退治が難しいダニですが、
熱に弱いことを利用して、退治する方法があります。
乾燥機を利用する
布団や、シーツ、枕など洗えるものは、
コインランドリーで洗い、乾燥機にかけることです。
コインランドリーの乾燥機は、
80℃~120℃の高温で乾燥させる事ができるので
40分以上かければ、ほぼ確実にダニは死滅します。
スチームアイロンの熱を利用する
家庭にあるアイロンのスチームを最強にして、
アイロンでダニを退治する方法です。
水に濡らしたタオルを絞り、当て布にして、
マットレスや布団にシーツ、クッション、畳など、
ダニの居そうなところに押し当てます。
ちょっと手間と体力が必要ですが、
即効性のあるダニ退治の方法です。
ただし、中にはアイロンを使用できない物もありますので
事前に確認して下さい。
アイロンもコードレスが主流になってきていますが、
時間のかかるダニ退治には、コード付きが適しています。
⇒Panasonic コード付きスチームアイロン ブルー NI-S55-A
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