ガソリンの価格推移 毎日変わりすぎでしょ!
小豆相場のように、毎日変わるガソリンの価格、
スタンドの掲示板には、ハイオク162円の文字、
ちょっと高いけど、ガス欠寸前なので、明日給油することを決意。
翌日、掲示板を見ると、なんと168円の文字!
ノオオオオォォォー!
車の残量表示は、残り10キロとなっているが、
こうなれば、もう一日我慢!
明日はまた下がるはず、とアクセルをほとんど踏まずに家に帰る。
運命の翌日、車の残量表示は残り7キロ、
宝くじの発表を見る気分で、価格表示のデジタル文字を見る。
169円! 終わった…。
結局、会員価格166円で給油、ちょうど10日前が159円。
いくらなんでも、10日間で7円も高くなるなんて…。
一体何を基準に、価格を決めているのか?
ガソリンの価格変動の謎に迫ります。
ガソリン価格の内訳
まずは原油価格です。
原油価格の推移を、グラフでみてみると、
波はありますが、高値で推移していますね。
2013年5月で見ると約9,574円/バレル
リッターに換算すると、約60円/リットル
税金が53.8円/リットルですので、
原油の状態で、
60円 + 53.8円 = 113.8円 が原価です。
これに、輸送費、ガソリンへの精製費用、消費税を
プラスしたものが、ガソリンの原価になります。
売値が158円だとすれば、
消費税相当額が、約7.5円
158円 - 7.5円 - 113.8円 = 36.7円
実際はもっと複雑な内訳だと思いますが、それにしても
この36.7円で、経費から利益まで、すべてカバーすると思うと、
大変ですね。
大丈夫でしょうか、ガソリンスタンド…。
ガソリン価格変動のメカニズム
当然、原油価格は、非常に出回るまでタイムラグがありますが、
原価を見ると、ガソリン価格は円高の時は、差益で吸収できたが、
円安になると、利幅がなくなり、厳しい状況です。
実際の価格設定は、週に1回が通常ですが、
日替わりで値段が変わるのには、もともと値段が成り立っていない、
という背景がありそうです。
売る側の本音は、原油価格、為替相場に応じて、もっと高く
設定したいのでしょうか、ハイブリッド車などの増加による、
需要の減少もあり、強気には出られません。
暑くなれば、エアコンをフルに回すので、車の燃費が悪くなり、
需要が増えます。
そうなると、ガソリンの値段も上がる、
そんな、天気によって価格が左右されている一面もあります。
円安の影響が、そろそろ表面化してくる頃だと思いますので、
今後もガソリンの価格は、値上がり傾向になるでしょう。
ガソリンを入れたのは、昨日の話し、
今朝、スタンドを見たら、162円のデジタル表示…、
全く予測がつきません。
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