昼寝の時間 効果が最もあるのはいつ?何分間寝ればいいの?

秋の気配を感じるようになって、春ニモマケズ、
睡魔と闘う日々です。

午後の束の間の昼寝、本当に気持ちがいいですね。

昼寝 時間

昼寝をした方が、仕事の効率が良くなるのは、
科学的にも証明されています。

では、昼寝をするのは、いつがいいのか?
また、どれくらい寝るのがベストなのか?
科学的に考えてみましょう。

昼寝に最適な時間

昼寝をするのに理想的な時間は、
レム睡眠とノンレム睡眠が、ちょうど交わる時間です。

Dr. Sara Mednickの「Take a Nap」という、
昼寝時計を公開しているサイトがあります。

http://saramednick.com/htmls/book/napwheel.htm

下の図の、青い部分がレム睡眠、
黄色い部分がノンレム睡眠です。

起床時間をセットして、青い部分と黄色い部分が交わる時間、
これが理想的な、昼寝をする時間です。

例えば、起床時間を朝6時にセットすれば、
午後の1時30分頃に、青い部分と黄色い部分が交わり、
この時間が、昼寝に最適な時間となります。

下の図の例ですと、
朝7時に起床の場合、午後の2時が昼寝に最適な時間です。
(緑の矢印が交わる時間)
昼寝 効果
http://saramednick.com/htmls/book/napwheel.htmより引用

お昼を食べた後に眠くなるのは、満腹感も原因ですが、
レム睡眠とノンレム睡眠が交わることも、原因です。

もちろん、最適な時間に昼寝をしなければ効果がない、
という訳ではなく、最適な時間の前後に昼寝をとれば、
より短時間で、効果的な昼寝ができるということです。

最適な昼寝時間

どれくらい寝るのが最も効果的か?
という研究は多く、様々な意見があります。

確実に、この時間がベスト、というのはありませんが、
長ければいいというものではなく、適量な睡眠がベスト、
というのはどの研究でも共通しています。

研究をまとめてみると、昼寝に最適な時間は、
10分以上~30分以下です。

10分未満ですと、昼寝をしないのと同じで、
昼寝をしても、集中力や、やる気はアップしません。

また、30分以上寝るのも効果がないわけではありませんが、
ちょっと、昼寝としては長すぎます。

この時間の中で、自分が試してみてベストなのは、
10分から20分でした。

私にとっては、10分から20分の昼寝時間が、
その後の作業に最も集中できました。

個人差があると思いますので、10分から30分間の間で、
最も目覚めが良い昼寝時間を探してみてください。

また、首や肩を傷めない椅子であれば、
寝るより、座ったままの昼寝のほうが効果がある
という研究結果もあります。

ただし、睡眠不足とか、飲み過ぎた翌日は、
昼寝の効果は、あまり期待できません。