甲子園大会過酷な日程

過酷な猛暑の中、今年も夏の甲子園大会が開催されています。
感動を与えてくれる選手たちですが、心配になることもあります。

甲子園 日程

選手の体のことを考え、改善はされているのでしょうが
選手の将来を考えると、相変わらずキツイ日程
変わりはありません。

ベストエイトの戦いが、2試合ずつ、2日間になってから
ピッチャーの4連投はなくなり、最長でも3連投になりました。

それでもこの炎天下の中、3連投は体の限界を超えた、
投球になってしまうことでしょう。

こんな日程はどうよ

太陽の熱による体力の消耗が軽減されれば、
多少は体にかかる負担も少なくなるでしょう。

会場の分散も考えられるのですか、
さすがに甲子園球場という舞台は変更できません。

そこで、大会期間の問題もあるのでしょうが、

  • 準決勝までは、1日3試合までとする
  • 1試合目は朝8:30試合開始
  • 2試合目は夕方16:00から行い
  • 3試合目は第2試合終了後に行う

これで太陽の熱から多少は解放されるでしょう。

3試合目はほぼナイターとなり、電気代もかかりますが、
ゲストを呼んで民放でも中継して、広告代でカバーする、
ことも考えられます。

主役は選手、という考え方からいけば、
こんな考えが出てきてもいいのでは、と思います。

投げすぎの問題

今大会1回戦屈指の好カード、
埼玉浦和学院 対 宮城仙台育英。

壮絶な点の取り合いにより、春の優勝校、
浦和学院は1回戦で姿を消しました。

浦和学院の2年生エースが、その後もニュースなどで、
取り上げられていましたが、
最後まで投げさせてやりたかった」という意見がほとんど。

彼が投げた投球数は182球。

私は、1回戦で負けて良かったと思います。

この試合に勝って、その後も勝ち続ければ、
彼は一体この大会中、何球投げることやら…。

いろいろな意見があると思いますが、
いくら甲子園大会とは言え、1試合に182球も投げさせるのは、
どんな理由があるにせよ、賛同はできません。

まだ、高校2年生です。

彼が

  • この大会が最後になってもいい
  • 野球は高校まで、その先は野球をしない

そういう考えであるのなら、肩や肘が壊れるまで、
投げさせるのもありだと思います。

冷静な判断ができない指導者が多いのなら、
甲子園での投球数制限も真剣に考えるべきです。

甲子園は誰のための大会?
とてもいいゲームを見た後で、考えてしまいました。