サーキュレーターと扇風機の違い
連日続く、ガマン大会のような暑さ、
夏には、やっぱりサーキュレーターのありがたさを感じます。
だいぶ、普及してきたサーキュレーターですが、
まだ、背の低いちょっと強力な扇風機、と勘違いされている事も
多いようです。
サーキュレーターと扇風機の違い
見た目が似ているのですが、まったく目的が異なります。
扇風機は、やわらかい風で、直接人の体に風を当てるのに対して、
サーキュレーターは、強力な風を室内の空気や壁に当てます。
扇風機の目的は、室内の温度を下げるとともに、
人間の体温を下げる目的があります。
サーキュレーターは、室内の空気を循環させ、天井から床まで、
室内の温度を均一にすることを目的としています。
夏や冬には、エアコンなど空調機器のサポート的な役割を果たし、
省エネを目的とする製品です。
目的が違いますので、機能面でも、首振りやタイマー搭載が
一般的な扇風機に対して、サーキュレーターはとてもシンプルで、
風量が変えられるだけの製品も多いです。
サーキュレータの危険な使い方
サーキュレータと扇風機は、用途も目的も異なっていますので、
使い方を混同すると危険です。
直接体に風を当てることを考慮し、作られている扇風機でも、
長い時間、体に風を当て続けると、体温が低下し、体に悪影響を
及ぼします。
ですので、サーキュレーターを扇風機代わりに使うことは、
とても危険ですので、絶対にやってはいけません。
例外として、最近のーキュレータの中には、風量が８段階で調節可能、
首振り機能、タイマーも搭載、という商品もあります。
風量、微弱で扇風機としての使い方も想定していると思いますが、
扇風機代わりに使えるかどうかは、購入前によく確認することが
大事です。
実は便利なサーキュレーター
エアコンの補助として、空気を循環させるサーキュレーターですが、
夏冬の空調以外にも、「風の流れを作る」機能を利用して、
年間を通して使える便利な空調機です。
VORNADO サーキュレーター(空気循環器) ブラック 【6~35畳用】 660-JP
部屋の換気
今の季節、家に帰ってきて、エアコンを入れても、室内のこもった
高温の空気が充満して、なかなか部屋が涼しくなりません。
そんな時、エアコンを入れる前に、窓に向けてサーキュレータを
回せば、数分で部屋の熱気を外に追い出してくれます。
また、お風呂に入ったあとの浴室の熱気も、サーキュレータを回せば、
一気に換気ができ、カビ対策にもなります。
窓のないマンションにはかかせません。
他にも、下駄箱や、クローゼットでも、
サーキュレータの換気力が活躍します。
室内干しにも
梅雨時や、夏の雷雨、秋の長雨、冬の寒さ、
そんな季節の洗濯物の室内干し、下からサーキュレーターを回せば、
おどろくほど早く乾きます。
子どもの上履きなど、すぐに乾かしたい靴も、
サーキュレーターがあれば、どんな季節、天気でも、
よく乾きます。
年間通して、一家に一台は必要になってきたサーキュレーター、
ぜひ便利に使いこなしてください。