PM2.5の対策 2014 外出時はN95マスク必須!
まだ10月に入ったばかりですが、九州北部では、
早くも基準値を超えるPM2.5の値が観測されています。
青森県の五所川原第三中学校では、165マイクログラムの
濃度を観測。
今年は、去年より更に危険な状況になりそうです。
PM2.5 注意するべき目安は?
PM2.5の注意喚起レベルは、日中の平均値70マイクログラムです。
平均値は、一日が終わらないと分かりませんので、
注意を喚起しようとしても間に合わない場合があります。
なるべく早く注意を出すために、 1時間当たりの値が、
85マイクログラムを超過した場合に、注意喚起されます。
またこの値は、環境省の暫定的な指針で、
各自治体で、注意喚起レベルは設定されています。
この値を超えた場合には、外出や屋外での長時間の運動を
できるだけ減らすことが望ましいです。
高感受性者は、さらに注意が必要となります。
※高感受性者とは、喘息など呼吸器や循環器に疾患がある人、
新生児や乳児、妊婦など、また低濃度で影響を受けやすいと
診断された人を指します。
2013/10/4に青森県で観測された、165マイクログラムが
どれほど高く、どれほど危険な数値であるかわかると思います。
全国の各観測地点での数値は、
全国のPM2.5情報・予報サイトで1時間ごとに確認できます。
また、環境省大気汚染物質広域監視システム「そらまめ君」では
PM2.5だけでなく、他の物質の大気汚染状況も確認できます。
外出時のマスクで予防
微小粒子状物質を意味するPM2.5、
大気中に浮遊する物質の粒子のほとんどが、
2.5マイクロメートル以下のものを指します。
スギ花粉の約12分の1と非常に小さいため、
通常のマスクでは対策できません。
市販のマスクで、PM2.5に効果があるとされているマスクは、
N95規格以上のマスクです。
N95とは、米国労働安全衛生研究所(NIOSH)の規格ス名です。
主に医療機関などで使用され、0.3マイクロメートル以上の
微粒子を95パーセント以上防ぎます。
同様の規格で、N99、N100がありますが、
違いは微粒子の侵入を防ぐパーセンテージの差です。
0.3マイクロメートル以上の微粒子を防ぐパーセントは
- N95 95パーセント以上
- N99 99パーセント以上
- N100 99.97パーセント以上
となっています。
また、N95とほぼ同等の性能を持つ、DS2という規格は、
日本の厚生労働省が定めた企画です。
N95と同じく、PM2.5を吸入するリスクは低減されます。
マスクの形状
去年までは、N95マスクというと、密閉度が高い、
鳥のくちばしのような特殊な形状のものが多かったですが、
今年は通常のマスクと見た目が変わらないものが増えてきています。
ただN95はあくまで、マスクに使用されているフィルターの
性能を表す数値です。
N95のマスクを装着しても、顔との隙間から微粒子は入り込みます。
マスクを選ぶときは、顔とのフィット、顔との密着性を
しっかり確認しましょう。
実際に装着してみないと、フィット感はわかりませんので、
一度に大量に購入しないようにしましょう。
あなたに合うマスク、見つけてください。
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